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遊惰な惰声

   

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日工院のイベントへ行ってきました。

夜勤明けに日本工学院のイベントへ行ってきました。
会場はパシフィコ横浜。
医療技術やデザイン系の方をば。
総括した感想として、「モチベーションの上下が著しく、感嘆するものもあれば、俺にだって出来ると感じた物」まで様々。
このレベルで卒業出来るのか、と。
卒業した後、就職できるのかよと疑問に感じました。
自分の事は棚上げで言いますけど、ああいうクリエーター系って「やりたい」って意思が強いから行くわけですよね。
素人知識ではあるけど、金銭面もかなり厳しい職だと思う。
もちろん、これは金を出しても良いな。って思える作品も色々あったし、全体的には良いでしたけど。
作品の中には「未完成になってしまいました」なんてのもありました。
未完成なら未完成で良いんですよ。間に合わなかったもんは「間に合わせんのが仕事だろうが」なんてありきたりな罵倒くらいしか出来ないので。
でもね。「こんな作品はさっさと閉じて他の作品へどうぞ」なんて、馬鹿にすんなって話だよ。
未完成なら未完成で良い。未完成にはなってしまいましたが、これだけ頑張りました。こういう拘りがあります。そういうもんがないとダメだろう。
間に合わなかったけど、頼むから観てくれって気持ちがなかったら誰だって観ねえし観たくもないわ。
そんな奴に仕事でイラストの依頼だとか漫画の依頼だとか、絶対しないわ。
意欲がクズ。それならその学費と時間で俺が学びたいわ。
別の映像系も、一つはめっちゃ評価されているものがあった。
実際あれは「くやしい」と思うくらい良い作品だった。音の使い方も、役者の演技力も、CGも全部しっかり作り込んでるってのがあった。
制作した人たちに話を聞けなかったのが非常に残念だった。
でも、他の映像はCGはそこそこだけど音がBGMしかなかったものもあった。
デビルメイクライみたいなイメージで作りたかったんだろうなぁってのは解るけど、全く格好良くない。襲ってくるモンスターが走るのだって、足音一つない。無いならないで、ジャンプする時にスローにするとか、しっかりと踏み切らせる方が良かった。重さがないから全体的に軽い。
子犬がジャンプするのと大型犬がジャンプするのって全然違うんですよね。
大型犬の方が当然パワーがあるから重いし、遅い。でもその映像にはそういった表現が全くなかった。
それだけでも評価違ったんだろうなぁと残念な気持ちで一杯でした。
でちょっとワクワクしてた医療技術系。
自助具と聞いて、なんか残念な感じはあったんですよ。
ラップ切りって。
片手で出来るラップ切りって。
それは「誰をターゲットにした物」なの。
片手しか使えない人がラップ切って、ソノラップをどうやって皿とかに撒くんですかね。
そもそも、自活出来るレベルなのか。思うに、家族とクラスか施設に入るよ。普通。
全くターゲットが解らなくて困りました。
後はイラスト系っすな。やっぱすげえと思ったのは。
といってもどことなく「pixivでミリオン取ってるような絵」という感じだったけど。
個性がない、って言うんですかね。印象的ではないんですよ。
ラノベとかの挿し絵にありそう。って感じ。
構図も真正面から捉えた絵ってやっぱ多いんですよね。
これ、見上げるような構図だったら迫力あるのになあと言うような物がちらちら。
すげえ上手く、描き込んでるのになぁと。
そういう物が並んでいたからこそ、肩越しで遠近法が入ったイラストなんかはインパクトがあった。
全体的なイラストも上手かったし。
ただ個人的に一番入り込んで聴いたのは造形の物品制作してた人たち。
エポキシ樹脂やLEDを組み合わせた室内灯なんて、多分ウザかったんだろうなぁってくらいに聴いてた。
ビニールパイプにエポキシ樹脂と枯れ葉を入れてLEDライトを通すことで枯れ葉の層になる室内灯。
無印良品の家具なんかに合いそうなシンプルで落ち着いていたデザインとなってた。
地質調査なんかのボーリングっぽいですね。言ったら、どうやら湖に張った氷の厚さ調査なんかの切り抜きが発想元だったらしい。
氷と透明な樹脂、なるほどなぁと感心してしまった。
加えて樹脂だから型を変えれば自由な物が作れるのだから造形の幅が広い。
枯れ葉だけでなく、魚型のインテリアなんて入れたら多分樹脂内に残った気泡と合わせて水槽のような出来にもなったのではないかと考えると非常に楽しい作品だった。
作品として残念だったのは「枯れ葉」という大きなコンセプトだった為にバラバラな枯れ葉になっていたこと。
特にイチョウの葉はそれ自体が特徴的な造形なせいで、イチョウに目がいってしまって浮いてしまっていた事。
茶色から黄色へグラデーションを意識したり、同じ種類の葉に絞っていたらより綺麗に揃っていたんじゃあないかなぁと勿体無く感じた。
その後に見たシルバーアクセ。
十字架と花を組み合わせたデザインで、他の作品と違って十字花という名前の付いていた点も良かった。
作品タイトルというか名前って有る無しでは印象の残り方違うんですよね。
見た側も後で話すときに名前が出ればすぐ伝わるし、作った側も愛着が沸くんですよね。
それだけで思い入れが違うし、完成度も変わるんだよね。
加えて、制作した人と話をしたら作っててすごく楽しかったんだろうなぁってのが良く解る楽しそうな喋り。
室内灯の人は俺も作ってみようって気持ちにさせてくれたし、シルバーアクセの人は、マジで買いたかったくらい作品にのめり込んだ。
来年も行けたら良いなぁ、と。
もっと作品の色々な所に目が行き感想が出せるようになるためにも感性も磨かなくてはならないと実感した日でございました。
誘ってくれた友人に感謝。
次は教員の方や制作した生徒とも話してみたい。ああ、人見知りも治さなきゃなぁ。

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永井 晶
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男性
職業:
俳優/声優
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Studio arshe所属 
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